聖ペトロ・聖パウロ司教座大聖堂	聖堂内部

　ステンドグラス

　ステンドグラスは、教会にとってとても重要な意味があります。識字率の低かった中世では、聖書の記述やキリスト教の教義などを伝
　える大事な手段になっていました。
　布池教会のものは、内陣はキリスト磔刑図と四つの福音書、側面が七つの秘跡、後方に聖セシリアを配置しています。
　すべて、鮮やかな色彩と美しい幾何学模様やモザイク画で統一されています。側面ステンドグラスは前方（祭壇側） から聖堂正面入口
　に向け、青から緑のグラデーションになっています。
　青はキリスト教では天国や神の領域を表す色、緑は現世を表現しています。ミサや祈りによって聖化されたわたしたちが現世でよりよ
　い働きができるようにとの願いが込められているものと思われます。
　朝は東側から、夕方は西側から美しい７色の光を落とし、祈りの場をきれいに彩っています。

キリスト磔刑図	四福音史家のシンボル図	七つの秘跡	セシリア

御像・レリーフ	十字架の道行

エレベーター棟	パイプオルガン